|
|
atom3Dプリンター: Wiki&解説ページです †
はじめに 絶対にお読みください †3Dプリンターは使い方次第で今まででは実現不可能だった物を作り出すことができる次世代の必須機器ですが私たちがいつも利用している家電製品とは違い、どちらかというと工具や道具のような存在です。 射出部分は高温になり消耗したり、使用素材の多様化によって多くのユーザーによって新しく解明しいく未知の部分が多く、それによる部分的な故障も多く起こります。 多くの家電製品のような故障したら終わり、ではなく、3Dプリンターは道具のように自分でメンテナンスしたり直すことが必要です。 3Dプリンターでよく使われる用語* †
セットアップ †設置について †設置場所 †
動作音に対するTips 超静音化キットを使用しないでもある程度の駆動音対策をすることができます。 週刊少年誌のような厚めの週刊誌を土台にして設置するとモーター駆動の振動を設置面(机の天板等)に伝えないようにできます。 尚静音化キットは根本的にモーター駆動を電気的に解決するためモーター駆動による振動が極限に抑えます。 初期起動の確認 †
必要ソフトのダウンロードとインストール †ドライバーのインストールとプリンター接続の確認 †まずパソコンと3Dプリンターが正常に接続されるか確認してみましょう。 以下のソフトウェア解説から詳しい解説をしています。 http://wiki.genkei.jp/?Software%20Instructions#rd9d93d7 スライサーの用意 Kisslicerをダウンロードして準備しましょう †次ソフトウェア解説ページからKisslicerのダウンロードページに行き、ダウンロード後ソフトウェアの導入に従って用意しましょう! ダウンロードの際にはお使いのOSに気をつけて選択してください。 http://wiki.genkei.jp/?Software%20Instructions#c5a398b3 ホストソフトウェアの用意 Pronterface(Printrun)をダウンロードして準備しましょう †次ソフトウェア解説ページからPronterface(Printrun)のダウンロードページに行き、ダウンロード後ソフトウェアの導入に従って用意しましょう! http://wiki.genkei.jp/?Software%20Instructions#be224ca6 プリント開始の仕方 †3Dプリントの仕方ページに移ってプリントを開始してみましょう! http://wiki.genkei.jp/?3D%20Printer%20Guide 機体解説 †reprap Community Japanから発表されたatom 3Dプリンターの組み立てキットです。組み立てキットには電源やコード類を含む1台分のパーツが全て含まれております。コントロールするためのパソコンが1台が必要になります。ワークショップではなくご自身で組み立てる場合は、必要なドライバー、テープ等はご用意ください。 国内初のオープンソース3Dプリンターatomはこれまで日本国内の3Dプリンターの浸透や開発促進に大きく貢献している機体です。見た目はフレーム構造が出ているシンプルなものですが、今もなお多くのオーナーからアップデートや情報交換がされております。Genkei製atomでは機体のフレームから射出系に至るまで全て国内で加工しております。 本体スペック †
W/幅 : 290mm D/奥 : 290mm (リール無しの場合) H/高 : 300mm
X軸 140mm Y軸 140mm Z軸 120mm (H/高さ)
0.3 (0.4mmノズル時)~ 0.025mm
5~120mm/s 出力可能素材 †PLA・PolyPlusPLA・PolyMaxPLA・TerramacPLA・導電性PLA・Flex PLA(ゴムライク)・ABS ・SmartABS・Nylon ・各種金属樹脂・石膏ライク・熱変色性PLA・PET・T-Glase・HDGlassPET・スポンジ・HIPS・カーボン・ワックス樹脂・Co-polymerXT・木材樹脂・PVA・ポリカーボネート(高難易度)・ゴム素材(高柔軟材は不可)、その他随時追加、お問合わせください。 X軸周り †説明 2-1 †タイミングプーリーとタイミングベルトでキャリッジを動かす仕組みになっています。X軸のステッピングモーターが駆動することによってXキャリッジが左右に動きます。Xキャリッジにはホットエンドが取り付けられています。 注意点 2-2 †
Xキャリッジのベルトを押さえつけているパーツのネジが緩んでしまい、X軸のベルトが外れて、ゆるんでしまうことがあります。 X軸のステッピングモーターを固定しているネジが緩んでしまい、ステッピングモーターがxキャリッジ側に寄ってしまうことで、x軸のベルトがゆるんでしまうことがあります。
Y軸周り †説明 2-1 †タイミングプーリーとタイミングベルトでキャリッジを動かす仕組みになっています。Y軸のステッピングモーターが駆動することによってYキャリッジが左右に動きます。Yキャリッジにはベッドが取り付けられています。 注意点 2-2 †
Yキャリッジのベルトを押さえつけているパーツのネジが緩んでしまい、Y軸のベルトが外れて、たわんでしまうことがあります。 Y軸のステッピングモーターを固定しているネジが緩んでしまい、ステッピングモーターがYキャリッジ側に寄ってしまうことで、Y軸のベルトがたわんでしまうことがあります。
Z軸周り †説明 2-1 †左右のステッピングモーターが同時に回ることで、X軸を上下させます。ノズルとベッドの距離や左右の並行の微調整をしないと、うまく出力することができません。 注意点 2-2 †
Z軸のリミットスイッチが下に位置しすぎているので、ノズルが下がりすぎてしまいます。
Z軸のリミットスイッチが上に位置しすぎているので、ノズルが上がりすぎてしまいます。
Z軸のステッピングモーターの軸と全ネジの中心が揃っていない可能性があります。
Z軸のキャリッジの高さが左右で揃っていません。
エクストルーダー †説明 2-1 †ステッピングモーターに取り付けたドライブギアでフィラメントを押し出したり、引き抜いたりします。atomの場合はアルミアングルを押して隙間を開けることで、フィラメントをノズルまで直接入れることができます。 注意点 2-2 †
長時間稼動し続けていると、ドライブギアがフィラメントのかすで詰まってしまい、フィラメントを上手く押し出すことができなくなってしまいます。
ノズル †説明 2-1 †atomに使用されているノズルには1ピースノズルと2ピースノズルがあります。新型2ピースノズルではホットエンドの温度域を更に上げることができ、今までよりも幅広種類のフィラメントを出力することができます。 注意点 2-2 †
標準では0.4mmの1ピースノズルか2ピースノズルとなっていますが、2ピースノズルにすることで、0.3mm、0.5mmノズルと交換することが可能です。
ホットエンドが十分に加熱されていない状態で、フィラメントを押し出すと、ノズル詰まりの原因となってしまいます。 ホットエンドで溶けたフィラメントがコールドバレルまで戻り、そこで冷えて固まってしまい、フィラメントが押し出せなくなってしまいます。
ヒーテッドベッドの電源の線、サーミスタの線が抜けている。 電源の電力が足りていない。 ホストソフト、スライサーで、ベッドの温度を設定していない。 サーミスタがヒートコアから抜けている。 ヒータが故障している。 以上のような可能性がございますので改めてご確認ください。 ベッド †説明 2-1 †3Dプリンターにとってベッドの平面が出ていることがとても重要です。atomはレーザカットされたアルミフレーム等を用いて、とても精度の高い平面を出すことができます。 ベッドとノズル先の間に距離は0.1mm(紙1枚分)ほどが好ましいです。調整するときはZ軸のリミットスイッチに位置を調整するか、コントロールソフトでZ-Axisをオフセットすることで合わせます。 注意点 2-2 †・ベッドの温度が温まらない ヒーテッドベッドの電源の線、サーミスタの線が抜けている。 電源の電力が足りていない。 ホストソフト、スライサーで、ベッドの温度を設定していない。 ・ベッドにフィラメントが張り付かない そのままのアルミプレート、ガラス板にはフィラメントは張り付きません。 以下のものをアルミプレート、ガラス板に貼ることで、フィラメントをベッドに張り付かせることができます。 PLAの出力には「ドラフティングテープ」(メーカによって表面素材が違う場合がありますので、上手く張り付かないものもあります。) PLA、ABS、特殊素材の出力には「カプトンテープ」、「シワなしピット」 (カプトンテープは出力する前に表面をエタノールなどで脱脂をする必要があります。表面に脂が付いている状態ですと、フィラメントが張り付かずに剥がれてしま場合があります。) 制御ボード †説明 2-1 †制御ボードによってGコードに指示に沿ってステッピングモーターを駆動させます。 atomの場合はMomoinololuと言う制御ボードを使用しており、他の制御ボードよりも扱いやすいようになっています。 注意点 2-2 †・制御ボードの電源のターミナルが溶けてしまった ターミナルに差し込んでいた線の先をハンダでまとめてしまったことで、点接地になってしまい、スパークが起きることで、ターミナルが溶けてしまいます。 同様に、ヨリ線がターミナルからはみ出しているとスパークが起き、溶けてしまいます。 ・ステッピングモーターが脱調する モータドライバーの電圧が高いです。 標準ではモータードライバーの電圧はX軸 0.4V、 Y軸 0.4V、 Z軸 0.55V、 E(エクストルーダ) 0.85Vです。 制御ボードのモータドライバーにファンの風がしっかりと当たっているか確認してください。モータドライバーの放熱が十分に出来ていないと脱調の原因となってしまいます。 ・ステッピングモーターが反対に動く 制御ボードに接続しているステッピングモーターのコネクタの向きが反対です。 ・ステッピングモータが止まらない 各軸のリミットスイッチのコネクタが抜けていたり、各軸のキャリッジがリミットスイッチに当たらない状態にあると、ステッピングモーターが止まらなくなってしまいます 綺麗に出力する為に †PLA †PLAを出力する場合にはホットエンド温度を 190~220℃、ベッド温度を60℃にすることを推奨しています。(フィラメントは製造元によって融解温度が違いますので、フィラメントのスペックを今一度確認してください) PLAはノズル先に出力されているものを冷やすクーリングファンを取り付けることで、より綺麗に出力することができます。 ABS †ABSを出力する場合はホットエンド温度を 230~240℃、ベッド温度を110℃にすることを推奨しています。(フィラメントは製造元によって融解温度が違いますので、フィラメントのスペックを今一度確認してください) ABSを出力する場合は3Dプリンターをダンボール等で囲ってください。ABSは急速に冷却されると、ひけて割れてしまうので、出力エリア周辺の温度を高く保ちながら出力していきます。 日付 &date;
リンク † |
|
|